「病院がなくなる時代」に、私たちはどう暮らしを守るのか
室蘭では今、医療体制の再編や人口減少、高齢化など、これまで経験したことのない大きな変化の中にあります。
「病院が縮小する」
「診療科が減る」
「通院が難しくなるかもしれない」
こうした不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、本当に考えなければならないのは、単に“病院があるかないか”だけではありません。
これからの地域では、
「地域全体でどう暮らしを支えるか」
が問われています。
病院の問題は、医療だけの問題ではありません
病院の再編は、単に医師や病床数の話だけではありません。
例えば、
- 高齢になって車を運転できなくなったらどうするのか
- 通院に付き添う家族がいない人はどうなるのか
- 退院後の生活を誰が支えるのか
- 災害時に医療を必要とする人はどう避難するのか
- 介護人材や看護人材をどう地域に残していくのか
こうした問題は、すべて繋がっています。
つまり、病院の問題とは「地域で暮らし続けられるか」という問題でもあるのです。
これから必要なのは「地域で支える力」
人口減少が進む地方都市では、これまでと同じ形を維持することが難しくなっています。
だからこそ必要なのは、
「病院だけに頼る地域づくり」
ではなく、
「地域全体で支え合う仕組み」
です。
医療と介護をつなぐ
退院した後も安心して生活できるように、
- 訪問看護
- 介護サービス
- 地域包括支援センター
- ケアマネジャー
- 地域の見守り
などが連携していく必要があります。
災害時にも支えられる地域へ
室蘭は坂道も多く、高齢化も進んでいます。
災害時には、
「避難できる人」だけではなく、
- 独居高齢者
- 認知症の方
- 医療機器を利用している方
- 障がいのある方
などをどう支えるのかが重要になります。
普段から地域でつながりを持つことが、防災にも直結します。
不安をあおるのではなく、整理して伝える政治へ
病院問題は、市民生活に直結する大きな問題です。
だからこそ必要なのは、
「不安をあおること」
ではなく、
「今何が起きていて、これから何が必要なのか」
を丁寧に整理し、市民の皆さんと共有していくことだと考えています。
私は看護・介護・福祉の現場に長く携わってきました。
その経験の中で感じてきたのは、
医療は病院の中だけで完結するものではない、ということです。
暮らし、介護、地域、防災、人とのつながり。
それらすべてが、地域医療を支えています。
「安心して暮らせる室蘭」を次の世代へ
人口減少の時代だからこそ、
- 安心して子育てできる
- 高齢になっても暮らし続けられる
- 災害時にも支え合える
- 必要な医療や介護につながれる
そんな地域をどう守っていくのかが重要です。
これからの室蘭に必要なのは、
「大きな声」ではなく、
「地域の現実を理解し、暮らしを支える視点」
ではないでしょうか。
私はこれからも、市民の皆さんの暮らしに寄り添いながら、現場感覚を大切にした議会活動を続けてまいります。








