活動報告

市議会

市立室蘭総合病院の業務委託と経営改善について質疑を行いました

市立室蘭総合病院の業務委託に関する質疑を行いました

室蘭市議会において、市立室蘭総合病院に係る債務負担行為として計上された、次の4件の業務委託について質問を行いました。

  • 給食調理等業務委託
  • 設備運転監視・保守点検等業務委託
  • 医療資器材滅菌・消毒等業務委託
  • リネン管理等業務委託

単年度契約とした理由について

4件すべてが令和8年度の単年度契約とされている理由について伺ったところ、病院統合を見据えた再編協議を進めている状況を踏まえ、原則として単年度契約としているとの説明がありました。

契約額の増減と算定根拠

各業務委託について、令和7年度までの契約額との比較と、令和8年度の算定根拠を確認しました。

その結果、最低賃金の上昇や物価高騰が大きく影響しており、給食、滅菌・消毒、設備管理、リネン管理いずれの業務も、労務費の上昇を反映した積算となっていることが示されました。特に設備運転監視・保守点検業務では、約830万円の増額が見込まれています。

入札方法と透明性の確保

令和8年度の入札方法については、業務内容に応じて、

  • 一般競争入札(給食調理、医療資器材滅菌・消毒)
  • 制限付一般競争入札(設備運転監視・保守点検、リネン管理)

とされており、透明性の確保と品質維持の両立を図る考えが示されました。

応札業者数と競争性

応札業者数の推移を確認したところ、近年は1者応札となる業務が増加している状況が明らかになりました。専門性が高い業務である一方、競争性の確保という観点からも、今後の工夫が求められると感じています。

病院予算に占める委託費の割合

令和7年度当初予算における委託料全体のうち、今回の4件が占める割合は以下のとおりです。

  • 給食調理等業務委託:23.6%
  • 設備運転監視・保守点検等業務委託:6.1%
  • 医療資器材滅菌・消毒等業務委託:2.2%
  • リネン管理等業務委託:2.0%

4件合計で委託料の4分の1以上を占めており、病院経営において極めて重要な位置づけであることが分かりました。

費用対効果と業務の妥当性

各委託業務は、高度な専門性や資格を要するものであり、外部委託により人材確保の負担軽減、業務効率化、安定した病院運営につながっているとの説明がありました。

一方で、委託費が多額であるからこそ、費用対効果の検証を継続する必要性を強く感じています。

品質管理と評価体制

給食の検食、滅菌業務におけるガイドライン遵守、設備管理の月次報告、リネンの細菌検査など、各業務において一定の品質管理・評価が行われていることを確認しました。

今後に向けて

市立室蘭総合病院は、令和7年度決算において約19億円の収支不足が見込まれています。

患者さんの安全を最優先としながらも、委託の在り方や契約内容を含め、あらゆる側面から収支改善に向けた不断の見直しが必要です。

現場で懸命に働いておられる職員の皆さまの努力に敬意を表しつつ、今後も市議会として、病院経営の改善に向けた議論と提言を続けてまいります。

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